年齢とともに記憶力が低下し、忘れっぽくなることをいいます。多くの高齢者に見られる自然の変化であり、少々物事が忘れっぽくなったからといって思い悩むことではなく、特に治療の必要もありません。脳の病気である痴呆とは分けて考える必要があり、症状の違いでは、例えば痴呆では本人はその自覚症状がないのに比べて、「物忘れ」の方は本人が自覚している、また痴呆では徘徊など問題行動が起きるが「物忘れ」では特にない、などです。単なる老化による「物忘れ」なのか痴呆なのか、きちんと見極めることが大切です。
この内容の不備な点を報告する
内容での疑問や不明な点、誤字などございましたらお手数ですが介護110番宛にメールでお知らせ頂けますようお願いします。