熱傷
熱によって起こる皮膚の障害をいいます。熱傷の深さは温度と作用時間の積で決まり、症状も第一度?第四度に区別されます。ただ赤くなっただけで済んでしまうものは第一度、水疱をつくるものは第二度、障害が皮膚の深いところまでおよび、その組織が死んでしまうものは第三度、炭化してしまうものは第四度です。また、重症度はやけどの深さと体表面積で決まり、第三度の熱傷が30%以上ある、または熱傷や高温蒸気で気道まで受傷したものは重症、15?30%の第二度熱傷や10%以下の第三度年少は中等症、2%以下の第三度熱傷は軽症です。軽症のやけどはまず冷やすことが第一ですが、中等症以上の場合はショックその他の危険があるので、直ちに病院に運びます。