点滴
皮下の血管から電解質を含んだ水分をゆっくりと流し込むもので、もとは口から水分の摂取ができない人に、水分補給を行うものとして考えられたものです。現在は、いろいろな障害から食欲不振や経口摂取をうまくできない高齢者、特に嚥下障害のある人の栄養補給として、「点滴」に頼るケースもあります。しかし、安易に「点滴」を続けると、口から食べるという楽しみを奪うことになり、さらには口から食べることで脳を活性化するという意識レベルの刺激を行うこともできなくなるので、食べるという食事の意義を考えた上で使用することが大切です。