溶連菌感染症
溶血性連鎖球菌という細菌がのどや皮膚に感染して起こる病気の総称です。くしゃみや唾液の飛沫で感染します。感染すると2?5日の潜伏期間を経て、発熱、のどの腫れ、嘔吐、腹痛、首のリンパ節の腫れなどの症状が見られます。その後、粟粒の小さな発疹が全身に出て、舌が赤くブツブツとした状態になります(イチゴ舌) 。2?3歳から学童期くらいまでがかかりやすく、毎年冬から春にかけて流行しますが予防接種はありません。猩紅(しょうこう)熱は溶連菌感染症の1つで法定伝染病ですが、溶連菌感染症そのものは法定伝染病に指定されていません。急性腎炎、リウマチ熱などの合併症を予防するために、熱や発疹が治まっても医者の指示通り抗生物質を内服し続けることが大切です。・