混乱期
障害を負った人が、それを受容していく過程で見られる経過のひとつを指しています。治療効果がはかばかしくなく、失ったものの大きさに打ちのめされ精神的な混乱をきたします。その辛さから抑うつ状態に陥ったり、自殺企図をしたりするケースもあり、本人のみならず周囲の者にも大変な時期です。また、受容に至るまでには、ショック期、混乱期、適応への努力期、適応期の過程を経るのが一般的だとされていますが、すべての人が順調にこのプロセスを踏むわけではなく、またすべての人が100%障害を受容できるわけでもありません。