注意欠陥多動障害
症状には集中力がなく気が散りやすい、落ち着きがなく手足をそわそわ動かしじっと座っていられない、順番が待てない、また情緒的にも不安定で欲求不満に耐えれる力が乏しい、といったものがあります。しかし普通の子供にも見られる状態のため同じ精神年齢の子供と比較し、日常生活や学校生活に支障をきたすなどの著しい場合に診断されます。原因ははっきりしていません。治療は年齢や病態によって異なりますが、薬物療法、心理療法、行動療法などがあります。学力低下から鬱症状や登校拒否になる可能性もあり、焦らず根気よく指導し、良い事をしたときは褒めて自尊心を保たせる必要があるため、家庭や学校などの協力が欠かせません。