気道確保
呼吸の有無は胸の動きや、鼻や口の息が出ているかで確認します。意識がなくなると舌の根元が気道を防ぐことがあるため、まず空気が肺まで通るようにします。その方法は、1.片手を相手の首の下に当てて、頭を軽く持ち上げます。2.もう一方の手で相手の額を押し、顎(あご)を高くします。
また、吐いたものを詰まらせて窒息しないように、1.相手を横向きにして、2.痙攣(けいれん)している時は、舌を噛まないようにタオルなどを口の中に入れ、3.吐いた時は、飲まないように吸引器か、ガーゼなどを指に巻いて取り除きます。