民生委員・児童委員
福祉にかかわるさまざまな相談や支援活動を無報酬(ボランティア)で行う、地域住民にもっとも身近な相談員です。『民生委員』は、『児童委員』も兼ねることから、正式名称を『民生委員・児童委員』として、厚生労働大臣から3年の任期で委嘱(いしょく:仕事をまかせること)されています。また、『民生委員』の1人ひとりには、担当区域が割り当てられます。その配置基準は、大都市では220〜440世帯に1人、中核市・人口10万人以上の市では170〜360世帯に1人、人口10万未満の市では120〜280世帯ごとに1人、町村では70〜200世帯ごとに1人となっています。主な業務は、生活に困っている人、高齢者や障害者などの生活状況を日常的に把握したうえで、援助を必要とする人が、自立した生活を営めるように助言や援助をしたり、介護保険や行政の福祉サービスに関する情報を提供したり、サービスを適切に利用するために福祉関係機関との連絡・調整などを行います。