死の受容プロセス
病気が完治することのない、死期の近い状態にある人がたどる心の軌跡をさします。@死を認めず自分とは無関係だと切り離そうとする「否認と隔離」の段階A自分の運命や他者に対する怒りや恨みなどの感情を持つ「怒り」の段階B神や医者に取引をして命を救ってもらおうと考える「取引」の段階C家族などの大切な人との別れを想定して抑うつ状態になる「抑うつ(鬱)」の段階Dただ静かにその運命を受け入れる「受容・解脱」の段階。このような5つの心理的段階をすべての人が必ずたどるわけではありませんが、死にゆく人の心理状態を理解するうえでの助けとなります。