正常圧水頭症
正常圧水頭症→NPH クモ膜下出血などで脳脊髄液の流れが遮断されることによって引き起こされる脳疾患のことをいいます。脳室の拡大と脳組織の圧迫がみられ、脳機能が障害されることがあります。 主症状は痴呆、歩行障害、失禁の3つです。治療法としてシャント手術が用いられることがあります。これは脳室から静脈系にシャント(短絡)を設け、減圧することにより脳脊髄液を循環させる方法です。これにより痴呆を改善することが可能で、「治しうる痴呆」として注目されています。ただ改善されたのは痴呆ではなく、脳圧の影響による初期のせん妄ではないかという疑問の声も聞かれます。