正宗太極拳
全日本柔拳連盟が指導している『正宗太極拳』は、抜筋骨(準備運動)をした後、基本の型を約5分かけて行い、これを3セット繰り返します。太極拳の特に優れた点は、最小限の力と、ゆっくりと動作を行うので、誰でもできることです。ゆっくり動けば、呼吸は自然に深く、長くなるので、生命力(気)を十分に出すことができます。身体を十分ひねる動作も多く、血液をさらに循環させていきます。まず、気がたくさん流れるような姿勢を作って、次第に“太極拳の体質”にしていきます。太極拳の体質とは、筋肉や血管が柔らかい身体です。血管が柔らかくなると血流が良くなるので、高血圧は治り、冷え性は改善。負荷によって骨は強く、心筋が発達してきます。