運動障害はないのに、手や足をうまく動かしたり、まとまった動作や行為ができなくなることを失行といいますが、「構成失行」はその症状のひとつで、脳の左側にある前頭葉もしくは後頭葉に障害が起こった場合に表れるため、痴呆の人や身体の左側が麻痺した人に見られます。この症状になると、紙や指などで図形を書いてくれるよう指示しても、それがうまくできません。しかし、できないことを快く介助することが大切で、うまくヒントを与えたり、手をとってあげるなどの自然な介助が必要です。
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