植物療法
植物療法→フィトテラピー ハーブなど植物の治癒力を使って、体の不調、皮膚のトラブル、病気の予防などに活用するヨーロッパの伝統医学。人類がハーブの効用に着目したのは1万年以上前のこと。古代エジプトに起源を持つハーブの活用法は、その後、メソポタミアへ伝わり、医師が薬用植物として栽培し始めました。これが地中海、ペルシャ、ギリシア、ヨーロッパへと伝わり、13世紀には現在の“エッセンシャルオイル”の多くが誕生。そして、ルネサンス以降も、フィトテラピーは身近な医学療法としてヨーロッパ各地で普及していきました。植物療法の基本は、飲む(ハーブティー)、浸かる(入浴法)、嗅ぐ(有効成分を吸い込む)、もむ(マッサージ法)、擦り込む(マッサージ法)、当てる(湿布法)、貼る(貼り薬)ことにあります。“アロマセラピー”も植物療法のひとつです。植物療法士(フィトテラピスト)とは、正しい植物(薬草)の知識と経験を持つ資格者です。