更年期
女性としての生殖能力が消失し、生殖不能に向かう時期を指しています。その期間には個人差がありますが、閉経を間にしてその前後の数年間が更年期と考えられ、年齢では40歳?56歳頃までに該当します。この時期には主に自律神経失調症を原因とするさまざまな症状が見られ、これを「更年期障害」と呼びます。更年期障害は、卵巣の働きが衰えて女性ホルモンが減少するために起こるものと、環境や社会的要因が原因となって起こるストレス的な症状などがあり、これらが複雑に絡みあった形で現れます。頭痛、めまい、不眠、耳鳴り、しびれ、疲労感、腹痛、腰痛、肩こり、関節痛、発汗、食欲不振、吐き気、性器出血など、症状も多種多様です。