時計描画検査(Clock drawing Test:CDT)
簡易痴呆検査法のひとつです。白紙に時計の文字盤を描かせる、あるいは直径8cmの円をあらかじめ描いておき、その中に時計の数字を書き込ませるようにして行います。自ら描けない場合には、「10時10分」などと具体的な指示を与え、すでに紙に描かれた時計の文字盤上に時計の針を描かせるようにします。描画による検査であるため、言語能力や教養に左右される従来の検査に比べ、テストを受ける人のプライドを傷つけず、短時間で簡単に行えるという利点があります。