早老症
動脈硬化、骨粗鬆症、白髪、脱毛、老人様顔貌などといった老人の徴候や特徴を、老年期に達する前の小児期や成人期に示す一群の疾患で、早期性老人症と呼ばれることもあります。先天的遺伝子異常のハンチントン・ギルフォード・プロジェリア症候群のように、生後6ヶ月〜2歳の小児期に発症する場合の平均寿命は13〜14歳と短命です。成人型の早老症はウエルナー症候群とも呼ばれ、発症年齢は10歳以後〜40歳(1984年、厚生省ホルモン受容体機構調査研究班)で、動脈硬化症の疾患や悪性腫瘍により40歳〜50歳で死亡することが多いです。