敗血症
血液の中に細菌やまれにカビの一種である真菌が増え、全身の各臓器に障害を起こす病気をいいます。細菌感染症の中で一番重い状態です。身体の一部に取り付いた細菌が増えすぎた結果、血液の中に入って全身にばらまかれていくというものです。高齢者の特徴としては、尿路から感染することが約30%、次いで胆道感染が多いようで、そのほかに褥瘡感染や腸炎からくるものも少なくありません。敗血症の診断はサイトカインの血中濃度の高さを基準とします。で敗血症にかかると、細菌自体や細菌が作り出す毒素によって臓器が障害され、死に至ることもあるため、抗生物質による投与が必要です。