拡大図書
弱視の人のため、文字を大きくした図書のことです。弱視には、斜視によるもの、強い遠視や乱視ものなどなどいろいろです。したがって、弱視の人が読む本は拡大コピーのように文字が大きければいいというものではなく、書体、文字の間隔、行の間隔など、その人に合った本が必要です。盲学校では教科書、教材には拡大図書が用意されますが、普通の学校では支給されません。また、読書用の拡大図書も必要で、こうした要望には、ボランティアがワープロや手書きで作って応えていますが、著作権者の許可を得なければなりません。国会図書館をはじめ、各地の図書館にも拡大図書を備えているところがあります。