意識混濁
正常な意識とは「目を開けて目覚めており、自分が誰でどこにいて何をしているのか自覚している」状態で、これを「清明」といいます。この状態が障害されたものが意識混濁で、次の5段階に分類されています。(1)無欲状(意識はあっても周囲にほとんど関心を示さず、ぼんやりとした状態)(2)傾眠(うとうとしているが刺激に反応して目覚め、質問にも答えられる状態)(3)昏迷(中程度の刺激に少し反応する状態)(4)半昏睡(強い刺激なら少し反応する状態)(5)昏睡(どんな刺激にも反応しない状態)。脳卒中ではより詳しく、3段階に分けた上、各々を3段階に分ける3-3-9度方式が用いられます。