事件、事故、災害などによって親密な者との別離や環境の激変があった場合に起こる一連の反応をいいます。1942年にリンデマンが火災で死んだ人の家族らの反応が、身体的虚脱感、死んでしまいたいという思い、罪悪感、敵対的反応、通常の行動がとれない、という順に起こることを見出し「急性悲嘆反応」と名づけました。この「悲嘆の作業」が順調に進むと人は悲嘆から解放されますが、うまくいかないと「複雑性悲嘆」ともいわれる病的状態になります。この状態は、外傷後ストレス障害(PTSD)と密接な関係があります。
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