悪性関節リウマチ
長期にわたり病勢が衰えず、関節変形を伴った関節リウマチが、その経過中に関節以外の部位にさまざまな症状を出現させるものをいいます。発症原因は不明ですが、通常のリウマチとは違い、内径の比較的細い動脈にリウマチ性血管炎が起こることによって、発生します。症状は慢性リウマチとしての関節症状だけでなく、発熱や全身倦怠感、易疲労感などとともに臓器障害も出現。その部位によって、末梢型、中枢型、肺野型に分類されます。症状の発生部位によっては重大な臓器障害を示すこともあるため、わが国では特定疾患(難病)として医療費の公費負担の対象となっています。