強迫性障害(OCD)
(Obsessive Compulsive Disorder:OCD)自分の意思に反して不快なイメージや考えが何度も浮かんで、どうしても頭から離れないといった強迫観念が異常に強くなり、それを打ち消すために強迫行為となって、何回も同じ行為を繰り返します。本人もばかばかしいと自覚していますが、払拭することができません。例えば、ガス栓の閉め忘れや鍵のかけ忘れがないか、何回も確認しないと気がすまない。外出しても人混みで他人に触れると汚れる気がして、電車のつり革や公衆トイレが使えない、帰宅しても手の皮がすり減るほど手洗いをする。このように日常生活に支障をきたす状態を強迫性障害といいます。20歳前後で発症することが多く、早期発見早期治療が大切です。「心療内科」や「精神神経科」や「精神科」などに受診しましょう。治療は、認知行動療法と薬物療法などで、時間はかかりますが7〜8割の人が日常生活に支障がない状態に改善します。以前は、強迫神経症といわれていました。