廃用性症候群
廃用性症候群→寝たきり症候群→低運動性症候群 動かないことによる心身機能の衰えをいいます。身体を動かす力の源となる筋肉は、1週間の絶対安静で10%?15%低下します。また固定された関節では4日目から組織の変化が始まり、3週間後には関節運動に明確な制限が起こってきます。さらに心臓や肺などの機能は3週間の安静で20%?30%低下。そのほか目や耳などの感覚器官や胃腸などの内臓器官、神経機能など、動かさないことによる機能の低下は全身におよびます。人間の機能には、通常の生活でさほど使わなくても必要な時には発揮できる予備力があります。しかし、高齢者の場合にはこの予備力が少ないために機能低下が早く、寝たきりに繋がりやすくなります。