平均寿命と平均余命
『平成18年度版 高齢社会白書』によると、戦後、65歳以上の高齢者の死亡率が低下していることに伴い、日本人の平均寿命は大きな伸びを見せています。平均寿命とは、0歳児の余命のことです。2005年には、男性78.53歳、女性が85.49歳となっており、一般的に男女とも長寿の傾向を示しています。また、厚生労働省の『平成17年簡易生命表』によると、65歳時の平均余命は、男性が18.11年、女性が23.16年となっており、人生における高齢の時期が長くなっていることもわかります。『国立社会保障・人口問題研究所』の2002年1月時点の予測によると、今後も平均寿命は伸び続ける傾向にあり、2050年には男性80.95歳、女性89.22歳と、さらに長寿化が進むものと見られています。