居宅療養管理指導
通院の困難な在宅の要介護者のために病院、診療所などの医師、歯科医、薬剤師が訪問し、療養上の管理と指導を行う介護保険サービスです。医師、歯科医は、定期的な医学的管理や歯科医学的管理を行い、患者や家族に対して在宅サービスを利用するうえでの留意点や介護方法などについての指導や助言を行います。薬剤師は、医師や歯科医師の指示のもと、薬剤の服薬指導や助言を行い、歯科衛生士は、歯科医師の指示のもと、口腔内の清掃、入れ歯の手入れ、摂食・嚥下機能に関する指導を行います。また、管理栄養士は、医師の指示のもと、摂食・嚥下(えんげ)機能や食形態に配慮した栄養管理を行うとともに、情報提供や指導・助言を行います。このほかにも、保健師、看護師などが、訪問診療を行った歯科医の指示のもとで、口腔内や入れ歯の清掃や食べ物を飲み込む機能についての指導、助言を行います。費用は市区町村や施設によって異なりますが、自己負担額の目安(月2回)は、医師・歯科医師の場合で約500円、医療機関の薬剤師の場合で約500円です。なお、費用は支給限度額に含まれません。