回復の見込みがないのに、生命維持だけのために行っている治療を、患者や家族の意思でやめることです。生命維持装置を外して死亡させることを消極的安楽死というのに対し、毒薬や注射によるものを積極的安楽死といいます。1991年の東海大学付属病院での安楽死事件では、医師が末期がん患者の家族の要望を受け入れ、死を積極的に選択したとして医療の本質を問う議論に発展しました。オランダのように安楽死が容認されている国もある一方で、倫理上の難しい問題を多くはらんでいるといえます。
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