認知症(痴呆)やせん妄などで起こる妄想は、精神分裂病などで起こるものと異なり、患者の状況を詳しく調べれば、体験内容・性格・周囲の状況などから、発症の過程がわかることが多いようです。認知症(痴呆)患者の場合、内容は被害妄想であることが多く、お金や財布をとられたという「盗害妄想」、隣の家が塀を直したのは自分に対する嫌がらせだなどと考えてしまう「被害関係妄想」、投薬された薬が毒であると主張する「被毒妄想」、配偶者が隣の部屋で浮気をしているという「嫉妬妄想」などが多く現れます。
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