大腸ポリープ
腸管の内側の粘膜に生じたいぼ状の突起物をいいます。大腸ポリープは大きく腫瘍性と非腫瘍性に分かれ、前がん状態を秘めている腫瘍性が大腸ポリープのおそよ90%を占めています。また非腫瘍性のものには過誤種性の若年性ポリープや炎症性の炎症性ポリープ、良性リンパ濾胞性ポリープなどさまざまな種類のものが含まれます。ポリープは同時に多発することが多く、2個以上あるものを多発性ポリープ、10個以上あるものをポリポーシスと呼びます。症状のないものもほとんどですが、まれに血便や腹痛を伴います。可能な限り内視鏡的な摘除処置がとられます。