脊椎の加齢による椎間板の変性をいいます。老化現象によって椎間板の水分含有量が減少して線維の断裂が起こり弾力性が低下。運動に際して脊椎が不安定となって、局所的な反応として骨棘（こっきょく）と呼ばれる過剰骨形成が起こります。症状は変性脱出した椎間板や骨棘によって神経が圧迫され起こるもので、頸部では頸部脊椎症として上肢に放散痛、脊髄を圧迫されれば歩行が困難に、また、腰部では下肢痛や脊柱管が狭窄をきたして間欠性跛行をきたします。主に40歳以上の中高年層の男性に多く見られます。
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