国際連合
第2次世界大戦の経験をふまえ、戦後世界における平和と安全の維持を第一義的な目的として設立された普遍的国際機構です。1945年の設立当初は、第2次世界大戦の連合国を中心に51カ国が加盟。現在は189カ国が加盟しています。主要機関は、総会・安全保障理事会・経済社会理事会・信託統治理事会・事務局・国際司法裁判所など。これら主要機関のもとに各種委員会や補助的な機関が設置され、さらに国連システム内に国連本体とは別の機構である専門機関があります。設立当初は連合国主導型の安全保障を軸としていましたが、国際社会の変容とともに活動範囲も広がり、現在の活動分野は政治・経済・社会・技術など多岐にわたっています。また、国際社会の発展に伴って地球的規模での解決策が求められることも多くなり、近年国連の果たす役割が改めて問われています。