国民皆年金
1950年に制定された国民年金法により、国民全員が何らの保険年金に加入することになったもの。従来は社会保障制度の枠外にあった自営業者や無職業者も法制定によって、国民健康保険(医療保険)と国民年金(所得保障)に加入することができるようになりました。これにより国の社会保障制度は充実されたわけですが、制度的には現在の若い世代が納めた保険料を現在の老齢世代にそのまま給付している方法がとられており、現在は年金をもらう高齢者が増加しているにもかかわらず若年層で年金への未加入者が増えているため、国民年金会計は赤字が続いています。