国民年金
国民の老齢、障害、死亡に対して必要な給付を行うことで、加入者やその家族の健全な生活の維持、向上を図ることを目的とする制度です。被保険者は、20歳以上60歳未満のすべての国民です。自営業者や農業従事者、学生、就業していない人は国民年金のみ加入しますが、厚生年金や共済年金などの被保険者は並行して加入することになります。保険料は、月額1万4140円(第1号被保険者の場合。2007年4月現在)です。毎年4月に月額280円ずつ引き上げられ、最終的(2017年度)に月額1万6900円となる予定です。なお、“第1号被保険者”の場合、経済的な理由で保険料を納めるのが困難な場合は、“保険料免除制度”を申請すれば、納付の全額または一部免除が受けられます。また、通常の保険料に加えて月額400円の“付加保険料”を納めれば、老齢基礎年金に付加年金を上乗せすることもできます。