国民健康保険制度
『国民健康保険』は、被保険者の納める保険料(保険税)と、国からの補助金を財源として、市区町村ごとに運営されています。被保険者とは、職域保険(健康保険・共済組合など)に加入していない、70歳未満の世帯主とその扶養家族です。保険料は、市区町村が年度ごとに医療費の総額を推計し、国の補助金などを差し引いた額を各世帯に割り当てます。保険料の決め方は、市区町村によって異なりますが、“所得割(世帯の所得に応じて算定)”“資産割(世帯の資産に応じて算定)”“均等割(加入者1人当たりの金額を算定)”“平等割(1世帯当たりの金額を算定)”という4つの基準を組み合わせて、1世帯当たりの年間保険料を割り出しています。被保険者は病院や診療所などで診療を受けた時、原則として医療費の3割を自己負担分として支払い、残りの7割を市区町村が支払います。