嚥下食
嚥下障害のある人のために、食べ物の形態を変えて食べやすく、また飲み込みやすく工夫したもの。嚥下機能の低下した人は、食べ物が喉につかえたりむせたりなどで飲み込みが困難になるため、低栄養に陥ったり、気管へ誤嚥して誤嚥性肺炎を起こす危険性があり、食べ物を調理で工夫する必要があります。調理の際には、でんぷん類や粘膜剤、ゼラチなどのゲル化剤を上手に使いながら、障害のある部位の機能をカバーするような調理形態にします。ちなみに、嚥下食に向かない物は、サラサラした液体や水分が少なくてパサパサした物、口の中でバラバラになってまとまりにくい物、硬い物、口腔内や咽頭に貼り付きやすい物などです。