気道内の分泌物で、いわゆる「痰」のことです。漿液性(しょうえきせい)や粘液性、膿性、血性などに分けられ、その性状や喀痰内に含まれる細菌などを分析することによって、疾患の診断が可能です。喀痰が気道内に充満すると呼吸障害となるため、自力で出せない場合には巻綿子や吸引器によって除去する処置が必要です。また嚥下力の低下した高齢者では、喀痰がたまったまま食事をすると嚥下障害となります。
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