同名半盲
両方の目は見えているのに、麻痺のある側の視野が狭くなっている状態をいいます。脳卒中などで脳が障害を受けた場合、その障害を受けた部分のすぐそばに通っている視神経も一緒に障害を受けてしまうために起こります。人は右の景色を左脳で、逆に左の景色は右脳で見てそれぞれを統合してひとつの景色として認識しますが、視神経が障害を受けることで、目では見ているけれどそれが脳には届いていないことになるわけです。このような状態にある人への対応は、@食事や物は視野のある側に置くA視野のある側から声をかけるB視野のない側からの急な動きは避ける、に気をつけます。