古武術介護

古武術の身体の使い方を取り入れた、身体の負担を少なくする介護技術のことです。古武術とは、剣術、柔術などの流派が生まれる以前に編み出された戦闘技法のことで、人の身体の仕組みに逆らわない、無駄のない動きを特徴とします。こうした古武術の動きを身に付けておくことで、力が強くない人でも楽に体位交換などができるとともに、介助による腰痛や肩こりなどを予防することができます。
身体の使い方は、身体を極力ひねらず、踏ん張らないようにして、筋力だけに頼らず、相手の体重や力も利用します。具体的には、片麻痺の人を座位から立ち上がらせる場合、1.足腰は踏ん張らず、薄氷の上にいるように静かに立ちます。2.両手を要介護者の身体に回し、両方の手の甲を背中側に向けます。(腕の筋力に頼るのを避けるためです)3.介護者は腰を落とし、重心をやや後ろに移しながら後ずさりして、要介護者の体重を利用して立ち上がらせます。

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