口臭
口臭とは、口の中に生息する細菌がたんぱく質などを分解して作り出した、臭気物質のことです。口臭には、主に、歯周病、舌苔(ぜったい)、虫歯などの病気がかかわっています。これらの病気は、口の中を不潔な状態にしているために、細菌が増加して、歯垢、歯石がたまることで発症します。
特に高齢者の場合、口のさまざまな筋肉の機能低下や唾液(だえき)量の減少によって、口の中の衛生状態が悪くなり、口臭がより強くなったり、不潔な状態の義歯からも不快な臭いが出てくるので、口の中や義歯を清潔に保つことが大切です。
このほか、口臭の原因として、鼻咽腔、呼吸器、消化器や糖尿病などの内科的疾患がかかわっている場合もあります。