医療保険制度の仕組み
被保険者は、毎月一定の金額を保険料として保険者(医療保険を運営する組織)に支払い、医療機関を受診した際は、サービスを現物で受け取り、医療費の一部を医療機関に直接支払います。医療費の残りの部分は、医療機関から審査支払機関(諸皆保険診療報酬支払基金、国民健康保険連合会)に請求書を送り、保険者から医療機関に対して支払われるという仕組みになっています。また、保険者の運営費は、被保険者から毎月徴収される保険料でまかなわれています。主な費用としては、保険給付費、事業費、事務費、拠出金(老人保健・退職者医療)、介護納付金などがあります。ただし、保険給付費、事務費、老人保健の拠出金、介護納付金の一部は国庫からも負担しています。