利尿薬
腎臓の一部に直接作用してナトリウムなどの再吸収を抑え、尿の排泄を促す薬です。体内の余分な水分を排泄して、血圧を下げます。副作用として、胃腸障害や聴力障害、長期の服用による代謝異常(耐糖能低下、高尿酸血症、脂質代謝異常)や光線過敏症、性機能障害が現れることがあります。服用後は数時間で利尿効果が現れるので、指示がない限り夜間は服用せず、下痢、嘔吐のある人や減塩療法を行っている人は慎重に服用しなければなりません。また、服用中はカリウムが減少しやすくなり、口の渇きや筋肉痛、悪心、不整脈、疲労感などが現れることがあるため、カリウムを豊富に含む柑橘類や野菜を多く摂取するようにします。