再社会化
環境の変化などのために、新たな学習や体験を積み重ね、新しい社会、環境にふさわしく順応することが求められますが、この過程を再社会化といいます。例えば統合失調症の患者の多くは青年期に発病し、長期の療養生活のため家族、学校、職場などとの関係が分断されがちになり、そのため役割、自我の喪失を招いてしまいます。また社会の無知や偏見のため、社会からの排除対象になりやすい状況もあります。これらを克服して人間らしさを取り戻すための方法の1つに、グループ活動によるメンバーの相互作用で役割を見いだしていくものがあります。