共感的理解
他者の体験する感情などを、あたかも相手の気持ちになったように自分もまったく同じように感じたり理解したりすること。相手の感情に巻き込まれることなく、相手を内面から捉えようとすることで、いわゆる同情や共鳴とは根本的に違います。共感的理解をするためには、傾聴(相手の話すことに熱心に耳を傾け、心で受け止めること)と受容(相手の話すことを善悪の判断を下すことなく全面的に受け入れること)の態度が重要です。高齢者や障害者(児)を介護する家族の間でのコミュニケーションを豊かにするための方法でもあるので、お互いの理解を深め、家族で支え合いながら問題解決を図ることもできるでしょう。・