共依存
他者に必要とされることで、自分の存在意義を見いだそうとする人間関係のことです。自分自身を過小評価するあまり、他者に認められることによってしか満足を得られず、そのために自己犠牲的な献身を脅迫的に行います。それは他者をコントロールしようとする動機によるもので、他人の世話を焼きたがるわりには自己中心的、策略的な特徴がみられます。「やっぱり私が必要なのだ」と考え、そう思わせるように仕向け、行動してしまいます。こうした自分の存在意義を確定するために、他者からの承認を過剰に求める傾向は現代病の1つと言えます。