保健所
地域保健の専門的・広域的な拠点として、都道府県、政令指定都市、中核市、東京23区に設置されています。『保健センター』が1次予防を中心とするのに対して、『保健所』では2次予防にかかわる保健サービスを提供します。主な業務としては、一般の保健指導や相談を始めとして、障害者(児)の保健相談、感染症の相談・検査、難病や公害患者の医療費助成、飲料水の水質調査、食品営業許可、食中毒の予防、医療機関の開設許可、医薬品の販売許可、飼い犬の登録や狂犬病の予防、浮浪犬の捕獲、ねずみ・害虫駆除など広範囲に及びます。保健所の職員は、地域によって異なりますが、医師、保健師、栄養士、診療放射線技師、臨床検査技師、獣医師、薬剤師、精神保健福祉相談員、歯科医師、歯科衛生士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床心理士、その他の専門職が配置されています。