企業年金制度
企業年金は、各企業が従業員の退職後の所得保障を運営する制度で、1962年の『適格退職年金制度』、1966年の『厚生年金基金制度』制定をきっかけに導入されました。その後、景気の低下に伴い資産運用が悪化したことで、企業年金の財政状況が苦しくなったことに加えて、団塊世代の大量退職時代を目前に控え、各企業の年金制度の運営が行き詰まりました。こうした背景のもと、2001年に『確定拠出年金法』、2002年に『確定給付企業年金法』が施行されました。ふたつの法律は、“企業年金二法”と呼ばれています。