別名を「抑うつのないうつ病」といい、うつ気分が著明でなく身体的症状が強いものをいいます。身体的症状が精神病理学的症候を隠している、という意味で使われています。主な訴えは、睡眠障害、全身倦怠、疲労、疼痛、頭重感、食欲不振、めまい、動悸、身体の凝り、体重減少など。更年期障害や自律神経失調症、神経症、心身症などと明確に区別されず、便宜的に用いられることの多い病名です。「仮面うつ病」という診断は心療内科、心身症外来、産婦人科外来で20%にものぼるといわれています。
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