介護評価調査委員
厚生労働省は2005年の介護保険制度改革で、外部評価機関による認知症介護施設の評価を行うよう都道府県に求め、この外部評価機関のメンバーを介護評価調査委員といいます。外部評価機関は法人で、少なくとも1年に1回の外部評価を実施することができる評価調査員を確保できることが条件になっています。評価調査員は、厚生労働省の定めたカリキュラムに基づきその評価機関ないし適当と認めた法人が実施する研修を修了しており、現にグループホームを運営、勤務またはグループホーム事業者が組織する団体の役職員でないこととされています。評価の結果は、社会福祉・医療事業団が運営する福祉保健医療情報ネットワークシステム(WAM NET)に掲載しなければなりません。さらに学識経験者、グループホーム事業者、認知症性高齢者の家族などからなる評価審査委員会を設置し、この評価自体を評価するよう求めています。