ヘルパーが高齢者の立ち上がりや移乗の介助を行う際に、体力勝負のような介助法で、あたかも力士同士が取組みをしているような状態になってしまうことを揶揄する意味で、「介護力士」といいます。高齢者の場合、立ち上がる時や移乗などの時に何かつかまるものがないと恐がり、無駄な力を使ってしまうことがあります。「介護力士」にならないためには、要介護者に足を引いてもらって前かがみの姿勢で誘導する体勢をとるなどし、腕の力だけで身体を引き上げることなく、その人の状態に合わせて膝の屈伸を使うなどします。
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