予防接種
感染症を予防するのに効果的で、ワクチンによって接種を行います。感染症の中でも特にインフルエンザウイルスによるものは高熱や関節痛、呼吸困難など全身にわたる症状を起こしやすく感染力も強いため、高齢者では肺炎を伴って死亡にいたる場合も少なくありません。発病防止や重症化防止のために、流行期前の早めの段階で予防接種しておくことが大切で、特に施設の入所者においては勧められています。また、接種を受ける本人に痴呆症状があって正確な意思の確認が難しい場合には、家族やかかりつけ医によって、慎重に本人の接種意思の有無の確認を含め、接種適応を決定する必要があります。