中度認知症(痴呆)
認知症の多くは高齢によるものといわれますが、脳の神経機能に障害を受けることと、老年性特有の心理状態が結びついて現れるのが特徴です。中度認知症は、身の回りのことを自分でなんとかすることはできますが、多少の介助を必要とするため、家庭生活に何らかの支障が出てくるようになります。特に、日付が定かでない、季節に合った衣服が選べない、食事の味付けがおかしい、ガスや電気の消し忘れが目立つなどの症状が見られます。軽度から中度レベルまでは早期認知症に当たり、治療によっては脳機能の回復がまだ可能ともいわれています。